安い場合もあるしそうでない場合もある
確かに言っていることはよくわかります。
商品が旧型になってしまいますから、安くなりそうですよね?
タイトルで半分、と言っているのは確かにそういうケースがあるからです。
いったいどういうケースなのか?
安くなるのはどういう場合?
答えはかんたん、「在庫車」です。「在庫処分」なのです。
もしもその「在庫車」が欲しいグレード、カラーなどあなたの希望に合うのであれば即買いです。きっと良い条件が出ているでしょう。交渉の必要もありません。
なぜなら「在庫処分」なのですから。お得に決まってます。最大のチャンスです。逃がさないように頭金を払って抑えてしまいましょう。
在庫車以外だとそう安くない場合も
希望通りの在庫があれば良いのですが、グレードは良いのに好きなカラーじゃない、とかその逆だとかで、やっぱり別で注文したいとなると途端に条件が普通になってしまいます。
他の車と同じようにメーカーに注文することになります。
そうすると特に良い条件でもなくなってしまうことが多いです。
モデルチェンジ前に在庫を処分したいから安くなる
モデルチェンジ前の車でお買い得車なのはほとんどの場合「在庫車」です。
そのディーラーが抱えている在庫が旧モデルとなってしまうため、値引きを大きくして処分したいから「お買い得車」になるのです。
ディーラーの在庫とメーカーの在庫は意味が違います。
ディーラーにある在庫は全てディーラーがメーカーからお金を払って仕入れた「商品」なのです。
その商品が旧型になって売れなくなってしまうと困るのでお買い得車として早く処分したいのです。
これがモデルチェンジ前の車が安くなる理由です。
在庫以外だと安くなりにくい
「モデルチェンジ前なのに安くしてくれないのか・・・」
気持ちは良くわかります。わかるのですが・・・
在庫車以外だとメーカーに注文することになるので、ディーラーとしては特に安くして処分しないといけないワケではありません。
そもそもモデルチェンジ前というのは、クルマとして一番「成熟した」モデルです。
四年から五年のあいだ販売されながら細かな変更を加え、リコールなどで不具合を減らし、初期不良の起きやすい個所は対策品に替えられ、商品として一番「完成度の高い」モデルです。
それをモデルチェンジ前だから安売りする、という考えは、我々にはないのです。
今回のまとめ モデルチェンジ前の車で安くなりやすいのは在庫車
こういった理由から「在庫車」は安くなりやすいですし、それ以外だと特に良い条件が出やすくなることも少ないのです。
※モデルチェンジ前、いわゆるモデル末期には「特別仕様車」が出ることがあります。
モデル末期に発売される「特別仕様車」は、メーカー自体が最後に売りたいから作る車である場合が多いです。
そういった特別仕様車は、それまでに販売されていた車にオプションが多数追加され、なおかつ値段は押さえられている、といった場合もあります。
モデルチェンジ前にあえて「現行」の型を狙うなら、そういった「特別仕様車」の発売がないかどうか聞いてみてもいいかもしれません。