資格がなければ査定書の発行はできない
いまさらですがカジクンは自動車ディーラーに勤務しているプロのセールスでありプロの査定士でもあります。
セールスは車の販売をするにあたり、お客様の車を査定して買い替えをオススメするのも仕事のひとつです。
また車を売却したい、という買取の依頼もあります。
そのためセールスは全員査定士の資格を持っているのです。
我々査定士が査定し捺印、また会社の印鑑まで押してあると正規の査定書となるのです。
プロの査定士による車の査定とは?
我々が行う査定とは車の状態から価値を正確に判断することです。
車の相場を調べ、傷をチェックするだけではありません。
外装のどの部分が塗装されていたり交換されていたりするか、事故による修復歴がないかどうかをチェックします。
またエンジンを始動し、エンジンに不具合はないか、トランスミッションに不具合はないかなど、走ることに関する部分までチェックします。
そのうえで車両の価値を算出するのがディーラーや査定協会で行う査定です。
買取店の査定は?
もちろん中古車買取店のスタッフも査定の資格を持っています。
しかし大きく違うのは、買取店は流通価格(オークション相場)を元にして査定をします。
この流通価格は車の人気度によっても大きく変わります。
そのためにディーラーとの査定に大きな金額差(プラスもマイナスもありえる)がでることが多いのです。
査定といっても基準となるものが違うので金額差がでてしまうんですね。
車を高く売りたいならディーラー査定と一括査定を必ずやること
このサイトでも何度も書いていることですが、ディーラー査定と一括査定は必ずやったほうがいいです。
というかやるべきです。
ネットなどではディーラー査定は買い叩かれて損をする、というような記述が多いですが、必ずそうなるとは限りません。
カジクンも身を持って体験しています。
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車を売る時の査定額が150万から240万になった!90万円アップだ!
ディーラー査定と買取店の査定で高かったのはどっち? 実は私の実体験、今日の話です。(2017年5月15日) 何度か書いていますが、私は複数の車を所有しています。 実はその中にはわりと新しい車もありまし ...
ネットの記事や新車購入マニュアルなどは、プロが書いているわけではありません。
カジクンは現役の自動車販売セールスであり査定のプロです。
自動車販売業界で働いて十数年のキャリアがあります。
アップした査定証を見ると査定士として12年のキャリアです。
(見るまで忘れてました笑)
そのプロが身を持って体験し、または多くのお客様を担当しながらの経験から「ディーラー査定と一括査定はどちらが高く売れるか査定してみないとわからない」という結論なのです。
ネットでの一括査定などは「メールや電話が頻繁に来て煩わしい」というような意見がありますが、数十万、数百万のモノを売ろうとしているのです。
そういったことを煩わしく感じるようでは車を高く売るのは難しいと思いますよ?
それに売却先が決まっているのなら、連絡してきた業者にそう伝えましょう。
当たり前のことですがそれ以降連絡がくることはありませんから。
上の記事内でカジクンが体験したのは極端な例ですが、売却価格でおよそ90万円の差がついたのです。
仮にカジクンが自動車業界とは関係のない人間で、知識がないまま、言われるままに売却していたとしたら90万円の損です。
現実にこういうことが起こり得るのです。
少しでも高く売りたいと考えるなら必ず両方の査定をやってください。